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昔から歯槽膿瘻という病気はありました。この歯槽膿瘻は、40数年ぐらい前までは原因がよくわからず、飲み薬を出したりしていました。しかし同じ頃アメリカでは早くも局所原因、すなわちプラーク(歯垢)や歯石が原因と分かっていて、すでにブラッシング(歯磨き)の重要性が言われていたのです。 その後日本でも遅ればせながら歯ブラシの重要性がいわれはじめ、これは今でも変わりはありません。歯ブラシをするのは、虫歯予防の印象が強いのですが、口腔内の細菌の塊(プラーク、歯垢)を取り除く最も効率の良い方法で、歯周病の予防にも欠かせないのです。

歯周病は口腔内の細菌による感染症です。しかも高血圧症や糖尿病のような慢性病ですので、重症なものは一生コントロールが必要となります。原因となる細菌は十数種類といわれ、空気が嫌いです。病気などにより全身状態(体の抵抗力)が落ちたりすることによってその発生や進行が左右されます。

風邪などひいた時など体調の悪いときに歯ぐきが腫れたことはありませんか?
もしかしたら・・・・いや、まず間違いなく歯周病でしょう。

歯周病についてみなさんは、年齢の高い人がかかる歯ぐきの病気だと思っていませんか。

歯茎から血が出る、歯がグラグラする、そして、治らない、又は治りにくい病気でひどくなったら全部歯を抜いて義歯(入れ歯)にしなければならない病気と考えていると思います。歯科検診などをしていても歯はじょうぶだ!今まで歯医者にかかったことはないし、歯のことで困ったことはない!などといわれる方々の中で歯周病(歯ぐきの病気)が進行している人をしばしば見かけます。

40才過ぎたら、歯だけでなく歯肉(歯ぐき)の検査も必要なのです。(本当はもっと若い時から歯および歯肉の定期的な検査が必要なのですが…)なぜなら日本のおよそ80%の人が、程度の差はあるものの歯周病(歯肉炎、歯周炎)にかかっているといわれているからです。

また目にみえて症状(歯肉が腫れた、歯がグラグラするなど)が現れるのは、割と年をとってからですが、この病気のスタートは、若い時たとえば中学/高校生の頃からなのです。

皆さんだれもが、歯ブラシが大切であることは十分ご存じですが、歯磨きを毎日していても、あるいは値段の高い歯磨剤を使っていても それが確実に行われていないとしたら…。まずは歯科医に行き、ご自分の口の中の状態を定期的にチェックしてもらうと共に、歯磨きの仕方も教えてもらいましょう。


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