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歯並び・噛み合せの大切さ - 歯や口のはたらきは「ものを食べる」ことだけではありません。
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固いものがおいしく食べられますか?
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歯並びや噛み合わせが悪いと、発音にも影響がでます。
脳のはたらきを活発にする
よく噛むことは脳に良い刺激を与え、知能の発達を促し、ボケ防止にもなります。
見た目の印象を変える
上顎まで考えると、歯は顔の半分の面積を占めます。人に与える印象もありますが、本人の自信にもつながります。


歯並び・噛み合わせの問題
歯並びや噛み合わせがよくないと、これらの働きに問題が生じるばかりか、場合によってはもっとひどい症状をひきおこすことがあります。

  1. 虫歯や歯周病になりやすい。
  2. 顎関節症になる可能性がある。
  3. 咬合低位症候群(肩凝り、腰痛、背骨の彎曲、 その他いろいろ)を引き起こす。
  4. 肩凝り・腰痛・視力の低下・不眠症等。(こういった症状をまとめて不定愁訴といいます)

噛み合わせ異常により、実にさまざまな症状が全身に出ることがあります。直接の原因が分からず、あちこちの病院を転々としてしまうことが多いようですが、噛み合わせを直すことでピタリと症状がでなくなった、という話も聞きます。(もちろん全てのこのような症状が、噛み合わせのみによるものということではありませんが) 今現在このような症状がない人でも、一生涯大丈夫という保証はないでしょうし、また必ず起きる、とも言えません。ただ、歯並び・噛み合わせの異常は、明らかに健康状態とは言えないのですから、何が起きても不思議ではないでしょう。

悪い歯ならびや噛み合わせを、きちんと噛み合うようにして、きれいな歯ならびにする歯科治療です。しかし、きれいな歯ならびにするために、歯を削って「差し歯」にすることは、基本的にはありません。矯正装置を通じて、歯やアゴの骨に力をかけてゆっくりと動かして、歯ならびと噛み合わせを治していきます。

あなたは、奥歯を咬みしめたとき、前歯も横の歯もしっかりかんでいますか?ファスナーも歯車がしっかり咬み合って、はじめて持ち前の機能を発揮します。同じように歯は、歯ならびのきれいさだけではなく、すべての歯がきちんと咬み合い、あごの動きによく合って、食べ物を噛めなければなりません。一見きれいな歯ならびでも、上下の歯がきちんと咬み合っているとは限りません。大切なのは、かみ合わせ!「歯ならびをよくして、もっときれいになりたい」と、矯正歯科医を訪れる人はたくさんいますが、「咬み合わせをよくしたい」という人は、ほとんどいません。しかし、「きれいな歯ならび」とは“よく噛める、正しい咬み合わせ”であることを忘れてはなりません。